「子宝はり」の日本ハリセンターへようこそ


はり治療とは
ハリ治療は、数千年前の古代中国から現在に至るまで、延々と伝承されて来た東洋医学の一つです。本来のハリの治療方法は、患者さんの体質・個性〔証(ショウ)と言います〕に合わせて治療を行う方法です。すなわち、同じ病名・病状でも患者さんの体質・個性が違うと、治療場所〔ツボ〕が違ってきます。又、病のある患部や痛みのある患部に針(はり)治療を施す〔標示法〕ではなく、証や病状に従って決められた場所に治療を施す鍼(はり)治療です。
 子宝はりは今まで行なわれてきた伝統的な鍼治療と現代医学の帰納的、定量的、分析的で人体から得られる科学的反応情報を組み合わせ、より理解しやすく、合理的な臨床形態で求められる結果に対して真剣に盤踞な体制で闘っております。今までにない臨床形態と患者様自身を深く見つめ、患者様の疾病環境に合った治療を行う事になります。この治療法は、薬物療法・外科的処置一辺倒の西洋医学で治療を受けてきた方にはなかなか理解し難いと思いますが、まさかと思うような病気の回復や今まで長年に渡り悩んでいた病状の回復や乗り越えられなかった不妊環境の改善がはかれます。見えない世界の出来事ですが、きっと貴方に合った証を見つけ希望に叶うよう医学的箴言(しんげん)を心に新しき鍼治療をすすめてみませんか。
 ハリ治療に当たっては、消毒衛生設備・感染防止対策は万全を期してスタッフ一同治療に取り組んでおりますので、安心して治療が受けられます。
「子宝はり」について
 赤ちゃんが欲しい !!ご夫婦のため、さまざまな不妊状態でお悩みのご夫婦のための妊娠のお手伝いをしております。 男性に問題があるご夫婦、女性の問題があるご夫婦、双方に問題があるご夫婦、はつきり問題のわからないご夫婦など今お悩みの時点から色々考えてみませんか?細かな分析や科学的取り組みの中から色々なものが発見できることがあります。ご希望を叶えるには婦人科の何十倍も丁寧にそしてもっと詳しく患者様の自分事情を医療に取り入れて考えてみましょう。きっと、今までとは違った臨床形態からさまざまな解決の糸口が見えてくるはずです。「子宝はり」は婦人科、泌尿器科医療事情下でなかなか妊娠につながらないご夫婦をサポートさせていただいている鍼治療です。

 

情熱をもって
 「子宝はり」は結果を残すためのはり治療です。ちょっと鍼でも打ってみようか!!と言った、鍼灸院の治療や神社の子宝祈願や子宝の湯などとはちょっと趣きがまったく違います。子宝はりの究極的な治療には男性では無精子症の方の精子をつくる治療。女性では無月経症の方の卵子をつくる治療がございます。男女性の無精子、無月経外来患者さんは全国から多くのご来院をいただいております。女性の無月経症外来も女性外来の約3割ほどの方がご来院頂いております。婦人科で諦めていた無月経からの採卵・着床・妊娠も夢ではないありません。男性では悲しい事ですが染色体検査で異常を宣告された患者様も時々おられます。また、無精子症患者さんの睾丸を切って精子を取り出す(MD-TESE)手術で精子の基になる細胞も無かった経験の方々から精子が確認され妊娠するケース。そんな人生の悲哀を感じながらの毎日の臨床です。紙一重と言いますが、本当に神に祈るような心境で患者様との触れ合いに一蓮托生のおもいで治療を行なっております。

 

ひとりひとりに幸せを
 「子宝はり」治療には、HSG(卵管造影)で両側卵管閉鎖、子宮筋腫、チョコレート膿腫、子宮奇形、無排卵など医療機関との連携なしでは妊娠が成立しない患者様もご来院しております。たとえばチョコレート膿腫などでは卵巣機能の低下や採卵できない、卵子の劣化で受精卵ができない、着床ができないなど医療環境の異常から安定したバランスの基での治療や体外受精などができにくかったり、FSHの高騰や誘発剤の投与で膿腫の拡大なと弊害からのサポートなどをそれぞれの患者様の状況で医療機関と密なる連携のもと併行して「子宝はり」としての役割をはたしております。

 

それぞれの事情で精一杯頑張りましょう !!
  当センターには、不妊症以外に無精子症、無月経症、激痛生理、脳神経障害など様々な目的を持った患者様がご通院中です。無精子症においては、精巣生検(睾丸を切って精子を抽出する)でも精子が確認できなかった方か射精中から精子が数匹確認でき顕微受精で妊娠・出産のケースも稀なことではありません。無月経症についてはまず生理を回復させて生理周期を確保から卵子抽出するタイプから無月経、生理不順のままで妊娠を求めるタイプなど患者様の医療事情を考えて治療レベルや治療環境を考えて治療が行えるよう準備しております。また、高難度のハリ治療には「諦めんとよか」と題して、現実に何度となく体外受精をトライしても結果の得られない方、AMH↓、ハイリスクの方、誘発剤禍の閉経、高年齢の方など様々の困難下で不妊治療にトライするも医療施設で結果が得られなかった方々の最後の闘いのフルサポートを行っております。それぞれのご事情でお困りかと存じますが、強い信念でこの難関を乗り越えていただきたいと考えます。

 

患者様のご通院概要


 

     目的別来院分類

 

     男女別来院割合

 

     男女疾病別来院割合

 

     女性不妊分類

 

     男性不妊分類



治療のコンセプト

   私たちはこう考えます

原因を考えましょう
  様々な原因から不妊症状が発生いたします。その原因の一つ一つをたどっていって何度も同じ症例の治療から幾つかの治療の方程式や取り組み方の壁に当たります。そのつどより高度な難問の解決法と結果の導き方の複雑さを理解し結果を引き出す作業ができる様に思います。原因追求は結果を求める原点に思います。

 

 

 

男女平等の姿勢
  産婦人科、不妊医療施設ではご承知のように、女性に関しては、HSG(卵管造影)、ラパロ(腹腔鏡)、卵巣・子宮機能テスト、下垂体機能テスト、内診、卵胞チェック、器質的検査、タイミング法、MRI、など非常に多岐にわたり詳細な検査を行っていただいておりますが、男性に対しての取り組みは「精液検査」だけです。その精液検査も2~3項目程度の簡単な検査で病院によっては資料も渡されず口頭でいわれるだけです。精子の数だけで男性不妊の診断が行なわれております。女尊男卑が隠れ不妊の原因にもなっております。世界的には男女の不妊原因が5対5とも言われております。
カウンセリングの重要性 
  複雑な不妊症に対してホルモン濃度の調整や免疫環境や病的不妊などの治療のほか着床や劣化卵子の改善まではり治療の臨床を進めております。無月経症、発育不全の激痛生理、E2低下の冷え症、下垂体機能障害などの微症状を見逃さず妊娠しやすい体づくりと高度不妊医療下でのはり治療の役割を広げ結果の残る医療構築を目指しております。そのため、毎回受診時には、少ない時間でも毎回お話をさせていただき、現状とこれからについて簡単なお茶なしの「お話」の時間を設けさせていただいております。

 

 

 

ホルモン動態の改革 
  間脳・視床下部-下垂体のホルモンバランスと卵巣や睾丸のホルモンバランスを整える作業を行います。無月経、無精子症レベルの改善や高度不妊エリアの治療にあたっては、このポジションは非常に重要で小さな変化やプログラムの異常などそのつど採血と向き合って臨床方針を考える部門です。間脳-下垂体-精巣以外のポジションらのよこやりや侵入に気を配ります。

 

 

 

問診履歴の解析 
 停留睾丸性の無精子症、尿道下裂による無精子症、小児期呼吸器疾患による無精子症、潰瘍性大腸炎の投薬禍の無精子症などその発生状況において、無精子症の内容に違いがあります。また特殊性を持った無精子症になっていてそれぞれに固有の症状や病変をもっております。履歴の解析はこの様に何々性無精子症と断定できると処置計画がスムーズに進みますし非常に価値ある資料として臨床に役立てられます。女性エリアの無月経症も染色体の数の異常ではなく、delや反転、一部欠損によるもの、小児期循環器疾患による無月経症(成長後発病)などいろいろな症例に出会います。一人一人が違がうことを確認する必要があります。 
科学的確認を原点に 
  高1で生理が止まり無月経症で通院中の現在25才の方が、約1.5年程通院中ですが、通院初期には約FSH90台、LH30台あったホルモン値が2015年10月初旬にはFSH32.09、LH12.53までに回復しました。しかし、長期にわたる鍼治療にご不満を抱き、早期解決を願い漢方の世界での治療を選択されました。鍼治療を中止して約3.5ヶ月ぶりに採血されました。結果はFSH101.30、LH35.51との結果でした。鍼治療で生理復活の一歩手前まで来たのに残念でした。このように、世間の噂、ブーム、様々な治療法で改善がはかれれば良いのですが、今の自分のたっている位置を確認するためには、科学的検査を最優先すべきだと考えます。そして、自分を守るためにも。

 

 

 

医療施設との連携(1) 

 ○男性不妊疾患・・・・東邦大学医療センター大森病院(男性リプロ)                 ※精索静脈瘤、停留睾丸など男性疾患OP対応ほか

○精子の抽出作業・・・CM PORT CLINIC

○MD-TESE BYOPSY-ICSI・・ セントマザー産婦人科医院

○血液ホルモン、染色体、セントマザー術前検査・・・・山川クリニック    

○血液・ホルモン、性病、血液一般・・・・・・三愛熊谷医院

○血液・ホルモン、性病、甲状腺機能検査・・・こせがわクリニック

○一般精液検査・・・東邦大学医療センター大森病院                

 ときざわレディースクリニック

※患者様が連携のとれる医療施設であればその施設で結構です。医療関係、看護士さんなどは勤務先でも施設の許可があれば可能です。

 

 

 

医療施設との連携(2) 

 ハリセンターでは、病院や一般開業医の先生からのご紹介で来院される様々な患者様、精子濃度の改善、卵子の改善(採卵時毎回変性卵)、高温期P4が上がらない、移植時のEMの改善などいろいろな改善希望の為にご紹介を戴いております。 反対にハリセンターから患者さまの今後の治療の取り組みの中で検査、治療に関して医師との連携が必要な患者さまもいらっしゃいます。生理周期下のホルモン環境が知りたい、はり治療後は精巣生検(TESE)-顕微受精(ICSI)など最高度の治療が必要な方、女性の卵巣年齢や卵子の残り数や男性のクルーガーテストなど最先端医療下の医療施設での検査など、患者さまの状況にあった科学的医療のご提供と何よりも結果を残す為にさまざまな医師との交流や大学病院などとの連携も大切にしております。患者様には多少のご負担にはなるかと存じますが、ご協力を頂ければご幸甚です。 

 

 

日本ハリセンターのサポートサービス

・胚移植-着床サポート

・良質卵の再生サポート

・鍼着床技術サービス

・緊急逆子サポート ・体外受精時リスク調整

・妊娠判定日までの黄体無料サポート

・妊娠直後の黄体管理・遠方外来システム

・送迎サポート ・無月経フルサポートサービス ・体外施設準拠サポート

・ここでは正直な話しましょう

・イニシャル-special priceサービス

 

 

 

 日本ハリセンターのヘルプとサポート
 〇緊急安心相談 不妊治療中の困りごとや体外時の緊急決断などいつでも連絡OK!”Emが6.5mm”だけどETはどうする?、D12---E2が105→採卵中止しよう、LHが採卵二日前に25レベルでアンタゴなし---採卵日の変更しよう。体外受精時に限らず、一人として同じケースはないと考え患者様一人一人に合った環境でこの遭遇する事態を安全に乗り切り結果が得られれば、いつでも、どこからでも困ったらご連絡ください

〇ここでは正直な話しましょう不妊治療、無月経症治療など生殖医療に絡む人間模様の中で、困ったり、迷ったり、悩んだりする様々な「人間の葛藤」のご相談や今後の対応を真剣に考えましょう。

〇無料なんでも相談室メール相談、電話相談、来院相談で様々なお悩みの解消がはかれればと思います。気兼ねなくご利用ください。詳細は、「無料なんでも相談室」をご覧ください。

 ※なんでも相談ですが日本ハリセンターの診療上のご相談とお考えください。

 

 

 

誘発剤禍と体外受精の対応 
 ほぼ毎月体外受精を実施している方がおります。最近は、HMG投与しても卵子の成育に変化が見られず中止になるケースもあり、低温期が長くなりはじめ、不正出血や高温期の低下と短縮も見られ、明らかに卵巣機能低下状態で近々閉経前状態と判断できるにもかかわらず、医師から与えられた薬を不信感さえ抱かず黙々と投与し体外受精に取り組んでおります。誰かが止めないと卵巣が壊れてしまいます。この方とは反対に、一般婦人科で経口誘発剤誘発剤が処方され一錠投与しただけで毎日下腹痛(卵巣過敏症候群)に悩まされているデリケートな方もおります。投薬にあたっては、医師の処方のもとで進められるものですが時として合併症にきずかない方もおります。注意深く対応することが大切です。 

 

 

 

 染色体異常と鍼治療について
  無精子症エリアで治療中の方の約5~10%程度の方は染色体異常を抱えながらはり治療を行っております。他の診療エリアではあまり遭遇する機会はありませんが、特に男性不妊(無精子症)の世界では、症例数を多く抱えております。特に、Y染色体SRY領域の一部欠損などでは患者様の症例が多くございます。このエリアの治療は精子が確認されるケースが多く「染色体異常だから」と尻り込みする必要はありません。しかし、大学病院や病院等での治療はTESEで終了で、精子が存在すればラッキーで精子を抽出する技術を持っておりません。その他目にする染色体異常はクラインフェルター、スーパーウーマンなどのトリソミー、転座障害、モノソミーなどを臨床上目にいたします。

 

 

 

胚移植後の連携処置 
     【体外受精下で受精卵の移植のベストポジションを探す】

《新鮮胚の移植の場合》・誘発剤の使用の有無、ほぼ自然周期下の採卵かHMG等を使用した刺激法?・OHSS? PCOS 不正出血があれば培養中の受精卵の凍結も考慮 ・採卵数 受精卵数 受精後の分割状態・EM値も考慮しよう ・P4値が低いと着床が問題になります。P4補充などで対応も必要・鍼治療は黄体及び移植後の妊娠サポートを行っておりますが、好条件化での胚移 植の下で鍼治療が進められることがベストです。

 

《凍結卵の移植の場合》・事前に、受精卵のグレード内容や移植-着床能力等の環境が事前に整えられますので良好な環境を確認して凍結胚移植を進めてください。・鍼治療は凍結胚移植前後に二回ご通院をお願いしております。         

 

【胚移植後の対応について】・体外受精施設によっては、移植後の判定日の間に仮判定(中間判定)等を考慮している施設もございます。・仮判定(中間判定)及び判定に関しては、①HCG-βユニット、E2、PRG値を判定基準にしている施設と②尿検査を判定基準にしている施設があります。

・①タイプの仮判定は非常に重要な判定で、移植~判定日までの間に、受精卵の着床の有無と着床の度合い(微弱でも陽性が出ていたかの有無)がわかります。判定日に妊娠陰性反応だったとしても、一時期着床した事実は残ります。次の行動を起こすときに重要な参考データとして残ります。

 

 

 

海外からの受診者の受け入れ 
 自然妊娠をお望みの方から、ハリセンターで実施している治療エリアのサポート治療をご利用希望の方やIVF-ET、IMSI等の治療結果から改善すべき病的因子の改善などでご通院しております。アメリカからの受診者が一番多く内容的には体外経験者で移植経費が非常に高く体外受精で結果を残すための必要条件の補完が多いです。 

 

 

 

勇気を出して!! 男性不妊 
 無精子症と一般病院で診断を受けた後、そのまま数年、10年以上そのまま月日が経ったままの方もよくご来院致します。自暴自棄や八方塞がりになり困った末に何もしなかった患者様も多いようです。13年間何んの処置もしなかった無精子症の方がご来院しましたが調べてみましたら、閉塞性無精子症に間違いなく、医療方針を時間をかけて説明と理解を図り大学病院施設との連携であっという間の妊娠になったケースもございます。     "青年よ 勇気を抱け!!"  

 

 

 

 妊娠直後の一時に
 「妊娠して喜ぶのもつかの間、不正出血から胎のうが見えぬまま流産に」体外受精や顕微受精で妊娠した人の3~4割の方が妊娠10週以内の流産になります。自然妊娠された方の流産率は非常に低率で体外受精エリアとはその状況を異にしております。喜びの心ではいられない不妊症からの妊娠には厳しい事情もあることをご理解をいただければと存じます。ハリセンターでは、妊娠反応から約一か月間を流産防止月間と定め黄体管理をお勧めしております。この一か月間に全流産の八割以上が集中するといわれております。   

 

 

 各治療エリアの注意点
  患者様は一人一人それぞれに異なる原因やお悩みをもってご通院なさっております。治療も一人一人処置・対応が違い、目的に合ったハリ医療技術を提供していかなければなりません。無精子症・無月経症エリアでは特に病的原因や発生機序、先天的獲得因子や染色体エリアに注意点がございます。女性不妊症エリアでは、器質性か機能性、中枢性機能<卵巣機能、誘発剤の使用量と男性不妊の危惧に注意点がございます。男性不妊症では、先天的因子や10代までの病歴・体質、中枢性機能、精巣、第二次性徴の成り立ちなどが注意点になります。子宝専科(妊娠医療、女性専科、男性専科)では、リアルタイムに治療結果や環境が変動する場合が多いため一歩先の結果が最悪の場合を念頭に入れ注意することが求められます。はり専科においては、それぞれにジャンルが違いますが特に脳神経障害については中枢性or末梢性の鑑別診断から治療に入るところが最大のポイントになります。 

 

 

 

環境に合わせた技術の提供 
 ・無月経症改善後の卵子を育てる技術

・無月経症のままで生理が無くても採卵する技術

・間脳・視床下部性の無月経症改善後はFSH↑のままでもE2上昇し卵子成熟

・無精子症改善後の受精卵の分割停止にならないようにしよう

・無精子症Y染色体一部欠損の方の射精中からの精子抽出技術

・A.I.T(鍼着床技術)・・・P4の改善だけでは着床できない?

・良質卵子再生術(Q.E.R.T)・・血糖、甲状腺、膠原病、高齢、AMH、T-CHOなど生殖医療画の外にも目を向けよう

・クルーガーテストと精子の改善(男性の治療)

・劣化精子とLDL、尿酸(UA)、クレアチニン値、血糖値、低テストステロン

・PCOSの改善はLH<FSHにする&膵臓機能のツボを使う

   ※患者様の環境に合わせて持ち合わせの技術を提供させていただきます

 

 

 

 チーム医療
 体外受精でその原因が卵子や受精卵や着床など狭義の世界で展開された原因であれば体外受精の技術による失敗ではなく、何度体外を実施しても結果は出ません。卵子採集、良質卵子形成、受精卵形成障害など卵子に起因する障害で移植行為まで進めない方やホルモン動態や着床に由来する免疫環境や着床ホルモンなど素材に問題点があればその部分の治療を行いましょう。(この生殖環境改善で多くの方が体外受精を取りやめて鍼治療だけで自然妊娠するケースは常にございます)しかし、卵管閉鎖など体外受精を必要とするケースもございます。生殖医療技術下での体外受精病院とのチーム医療も必要です。無精子症エリアでは、ハリセンターの役割は精子をつくる事です。精子が造られれば体外受精施設で精子凍結→妻側の採卵→受精→胚移植→妊娠判定となります。ハリセンターでは良質精子の製造と妻側の移植後の黄体管理をさせていただいております。それぞれの関係者が自分に与えられた作業を行い結果を残すことを「チーム医療」として行っております。  

 

 

 

患者様へのメッセージ Ⅰ 
 不妊症は直面する好まざる世界です。ご夫婦にとって不妊エリアは頭に描いていた未来生活に存在していなかった世界だと思います。知らずに通り過ぎればいいエリアで済んだのですが、突きつけられた環境に真剣に対応しようと思考するのであれば現実の医療を「客観的」に見つめるご夫婦であってほしいと考えます。  医療という傘のなかでは、あなた方ご夫婦は、天蓋孤独の中で右も左も分からないまま医療の示唆のとおりに動かされつづけている商品になっていることもあります?。今後医療に取り組むようであれば、自分たちが主役と位置づけて医療を進めていかないと結果の残る治療になるか疑問です。1930年代のチャーリー.チャップリンの映画の「モダン・タイムス」のように資本主義社会下の機械文明の萌芽期で、労働者の個人的尊厳が否定され機械の一部として働かなければならない世の中の風刺映画のように、医療の科学革命で体外受精、顕微受精で患者様が個々の体質や病的因子を封印されオートメーション化された体外受精と言うラインで「卵子を採り-受精させ-移植させる」まったく同様な医療行為を万人に当てはめて行っている現実医療に入信せず、個人の個性を理解できる医療施設もご一考ください。  医師によっては、将棋で3手4手先を読んで駒を置くように、患者さんに不利益や不便や拒否に思うことでも、先の先では理解できる納得できる結果に帰結できるよう高配を忘れない方もたくさんいらっしゃいます。患者さんと医療の溝を埋めお互いに話し合い理解しあい結果を恐れず闘って行く事が大切かと思います。  私ども鍼治療でもまた、「営業」に専念することなくご夫婦の一日も早くこの世界からの脱却をめざし科学的環境下で医療を進めてまいります。  不妊治療は先の見えない闘いです。色々とお悩みのことと心情をお察しいたしますが、自分を見失うことなく「今」を大切にし、これからをしっかり頑張って下さい。  

 

 

 

 患者様へのメッセージ Ⅱ
  脉診や腹診は東洋医学特有の診察法で漢方や鍼灸界で利用される西洋医学に無い診察法です。科学的に割り切れないものや、ものの手法や判断が違いや思わぬ出来事が起こります。例えば、さかご(逆児)では西洋医学では、さかご体操が唯一の治療方法です。苦しい姿勢で毎日頑張らなければなりません。結果も思うように反転すればよいのですが、なかなか努力どおりの結果が導かれず、帝王切開になるケースが多いようです。東洋医学では、さかご(逆児)は漢方の分野にはありませんが、鍼灸の分野では約4ヶ所ほどのツボを刺激するだけで、さかご(逆児)を180度や270度や90度回転と半自由自在に動かせます。このように、西洋医学であきらめていたことも東洋医学では花開くこともございます。  鍼治療は医学の中では特殊性の強い処置方法であり、結果もファジーな部分も多く残している医療と言えます。私たち日本ハリセンターでは、既成の東洋医学的思想体系を継承しつつも別に西洋医学において科学的医療判断基準を求め、結果と科学的位置づけを最優先に考えて行っている鍼治療です。簡単に言えば、基本的な東洋思想を継承しつつも、結果の残ることと導かれる経過・行程において医学的理屈が通る治療を行っております。ご来院頂いた患者様の貴重なひとつひとつの資料から結果の残る鍼治療が行なわれます。次につながる大切な命です。  鍼治療の不妊臨床にあたっては、腰痛や神経痛等の針治療と違いその場で痛みの環境が変わったり、症状の変動に自覚することがありますが、「子宝はり」治療エリアでは、臨床処置を行っても即環境に変動が現れにくい治療ですので、より科学的に事象をとらえて対応しております。諦めずにプログラムに沿って臨床を行っていきたいと考えます。

 

 

 

結果を残すこと