男性不妊症の治療
(精子の存在する方)
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男性不妊 精子のできるまで
男性染色体 |
受精卵の性染色体がXYですと男の子です。左の写真は受精卵になって五日目ほどですがすでに男の子か女の子か決まってます。
この胚盤胞状態からどんどん成長してお母さんのお腹から生まれてくるのを待ちます。
《性管の分化》
妊娠6週目では中腎由来のウォルフ管のみ
↓
妊娠7週~8週でミューラー管が形成
↓
上記の時期には生殖器は雌雄未分化
↓
♂受精卵は形成されたばかりのミューラー管が退縮し妊娠10週ではミューラー管の最上部と最下部を除きほぼ消失する。最上部は下図の精巣垂に、最下部は前立腺小室として残ります。
《尿生殖洞の分化》
妊娠8週までは雌雄未分化で生殖器の形状は男女ともほぼ
共通な状態で存在しています。
※性の決定は受精時ですが、生殖器雌雄の分岐分化時期は妊娠7週~10週で生殖器原形になるこの分岐点、この時期の流産は全流産の半数以上を占め原因のトップは染色体異常といわれております。
《男性型分化》
○ウォルフ管の発育で妊娠12週までに精嚢、精巣(睾丸)、
精巣上体(副睾丸)に分化します
○妊娠10週で性の鑑別可能
・生殖隆起・・・男は陰嚢、女は大陰唇
・生殖結節・・・男は亀頭、女は陰核
・総排泄腔襞・・男は尿道海面、女は小陰唇
○精巣の下降は妊娠28週までに鼠けい部に、32週までに陰嚢内に下降します。
○出産までには男性生殖器はほぼ出来上がり、ひとめで男性と判る状態で出産されます。
○始原生殖細胞(PGC)は精子の基となる細胞で一度分裂をしたあと
思春期が来るまで10数年間睾丸の曲細管の中で眠り続けます。
《男性生誕》
《男性生誕》
○生まれた直後から第一次性徴期と言います。生まれたときに現れている外見的な男の子や女の子と判る生殖器などです。
《男性不妊症につながる注意事項》
○自然妊娠出産児or体外受精児
○先天性疾患の有無
○遺伝性疾患の有無
○奇形の有無
○未熟児出産の有無
○陰嚢水腫や精管水腫の有無
○生殖器奇形の有無
○発育の遅れの有無
○小児アトピー性皮膚炎の有無
○停留睾丸
○分娩障害の有無
《小児期 男性不妊症につながる注意事項》
《小児期 男性不妊症につながる注意事項》
○言葉、知能、運動などの発達はどうでしたか
○小児腎臓疾患の有無
○流行性耳下腺炎・ムンブス菌の感染の有無
○小児喘息の有無
○オムツをはずした時期はヘルニア(脱腸)の有無○夜尿症はありましたか
○予防接種禍または後遺症はありますか
○小児期手術や入院の経験は
○虚弱体質の有無
※三歳程度でも反射性の勃起が起きます。これは脳の指令以外に腰椎の勃起中枢の働きによるものです。
《第二次性徴》
《第二次性徴》
十代になってまもなく性腺から分泌されるホルモンにより、徐々骨格や生殖器や風貌も大人らしくなるとともに精子を創り始めます。男性の精子は特別なことがない限り無数に精子を創り続け一生射精が可能です。《男性不妊症につながる注意事項》○ホルモン分泌の低下で射精できない方
○成長期に悪性腫瘍などに罹る
○体毛、変声が遅れていた方
○極端なダイエット
○性器の発育不全
○異性に興味を示さない
○骨の成長の低下
○勃起しない
ワンポイントアドバイス |
ベストを尽くす・・・今だから。 今でないと。 |
男生前の先天性・遺伝子問題、妊娠中の環境、出生後の幼児疾病などが男性不妊に影響をもたらしますが、どうにもならない先天性・遺伝子疾患を除き、成長期に稼働するハードディスクまで傷ついてしまうと、深刻な精子障害が発生いたします。 |