無精子症の治療
(精子がいない方)
「子宝はり」の日本ハリセンターへようこそ
ー染色体 転座障害ー |
先天的染色体疾患です | ||
非閉塞性無精子症のなかで一番多く発生する無精子症です。常染色体の異常により発生いたします。転座には、いくつかの異常形態から分類することができます。 | ||
通常は全く異常は確認できません!! |
常染色体異常 転座とは |
染色体異常の一。染色体の一部が切断され,同じ染色体の他の部分または他の染色体に付着・融合すること。
相互転座 |
本来は染色体3番にピンクの部分があり、5番にグリーンの部分があったのが入れ替わってついています。これを相互転座と言います。 |
相互転座 | |||||||||||
○ 相互転座(reciprocal translocation)
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※Y染色体微小欠失と比較すると症例数が少ないので高確率をキープしておりますが、症例の増加とともに回収率が少しダウンするものと考えます。
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病院での精子回収率(MD-TESE)・・約5%未満程度
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ロバートソン転座 |
2種類の染色体の短腕が脱落し、長腕Yq同士が接合する。ロバートソン転座が起きた場合をロバートソン転座と言います。両方の染色体の短腕Ypは失われるが、障害が起きる場合は少ない。 |
その他 均衡型相互転座 |
{鍼治療後の射精精子回収率(手術なし)} ○相互転座の射精精子回収率(手術なし)・・約70.5%(17人中12人精子確認)程度です。○ロバートソン転座は精子抽出率は0%(7人中0人)です。Y染色体微小欠失障害と比較すると症例数が少ないので高確率をキープしておりますが、症例の増加とともに回収率が少しダウンするものと考えます。 ※染色体転座障害で抽出された精子は、回収以後の対応(顕微受精)→移植→妊娠反応→安定期のエリアの一連の妊娠経緯に問題が出そうです。 ※19名全員大学病院での診断後のハリ治療です。確認精子数は1匹~24匹までの範囲です。 数回の射精精子を凍結し顕微受 精になります。転座は顕微受精で受精卵はできるのですがそれ以後が問題です。 ※ハリ治療約3か月通院後、D大学病院で5日後MD-TESE予定者 が射精精子5匹確認一匹が運動精子でした。(手術回避) ※ハリ治療4ヶ月通院後、3日後に病院でMD-TESE予定者が射精精子2匹確認されました。 (手術断れず実行・・15回分精子凍結) |
2018.1月
このページの重要な事は ○常染色体異常の概要と今後の治療 ○染色体異常があった場合の精子回収とその後の段取り、 ○射精精子の回収率、顕微受精の妊娠率 |