無精子症の治療

(精子がいない方)


「子宝はり」の日本ハリセンターへようこそ


男性サインNO.1~20

  ー男性サインー  
  気づかない間に  
赤ちゃんに恵まれない理由には様々な原因が考えられます。不妊治療として臨床処置を行う上で、患者様の不妊環境を確認した上で臨床を行っていきます。病的環境がはっきりわかっている方ばかりではありません。患者様の置かれている状況、穏やかなサイン、微細なシグナル、不妊症状などを確認しつつ、鍼治療を行いたいと思います。これから下記に記述したものは全てではありませんが、日本ハリセンターの行う鍼治療ではこのような形の原因と遭遇しております。今後の治療を行う上で貴重な資料になると思います。
  不妊は短い過去の中から生まれている!!   

 

 


男性不妊重要履歴診断 
 1  性器・睾丸の萎縮

小学校高学年から性の性徴とともに、睾丸、陰嚢、陰茎が急成長をして成人男性の初期形態が見られるようになります。年令とともに10代後半まで成長は進みます。しかし、社会的環境下でさまざまな事象を体験するとともに、物理的、化学的、心因的な作用から、性機能にも影響が及びED系や睾丸機能の低下と睾丸組織の異変も報告されております。

 

 2  10代から男性不妊の診断

性の発育過程で現れるさまざまな疾病や症状を指します。先天性疾患の放置したもの、小児期の特有疾患の放置、性機能の低下、性器の異常、性病感染などさまざまな性に関する問題で医療機関での診断、処置、相談を受けておりましたか。

 

 3  鼠径ヘルニア

体、腹部と大腿の境の内側、わかりやすくいうと「足の付け根部分」のことをいいます。また「ヘルニア」とは、体のいろいろな部分で臓器または組織が飛び出した(脱出した)状態を指します。つまり、脱腸=鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)とは、鼠頚部(足の付け根)のすきまから、内臓、多くの場合は腸が飛び出した状態になる病気です。脱腸=ソケイヘルニアは子供にだけ起こる病気だと勘違いしている方もいますが、40歳以上の男性にも多く起こる傾向があります。 また、男性だけでなく女性にも起きる病気です。このヘルニアの放置状態は睾丸機能の低下を誘引する原因になります。

 

 4  10代より性機能の低下

○異性に興味がない。

○勃起しない、性的反応や興奮をしない。

○疾病や病気、薬物投与によるもの

○間脳・視床下部・下垂体機能によるもの

○先天的なもの

 

 5  小児夜尿症

普通幼児期2~3才までには、オムツから開放されますが、小学生になっても夜間に尿意が無く放尿してしまう状態を小児夜尿症と言います。男女を問わず中枢性の機能低下症の一症状で、不妊治療を行う上で、何ら病変が不明で、機能性障害による不妊症でかたずけられてしまいます。小児の頃の症状が大人になっても影響されるケースです。

 

 6  自律神経と性中枢

間脳-視床下部には、自律神経の中枢、性中枢、温熱中枢など生命の恒常性を維持するのに大切な中枢組織が集まっております。何らかの刺激で自律神経が壊され交感神経と副交感神経のリズミカルな拮抗作用が失われてしまい、さまざまな症状を示します。性中枢は、自律神経の中枢の隣りにある為、正常な男性能力があってもそれが破壊される事もございます。

 

 7

 思春期変化?

体毛、陰毛の発育

○声変わり

○身長、体重、からだの成長

○性的興奮

○性器の成長

 

 8  クロミッド禍

クロミッドは卵子を育てる誘発剤ですが、時には精子の増精に利用されます。個人差がありますが、テストステロン値の異常上昇、PRL値の上昇により劣化精子が増えることもございます。

 

 9  染色体とdel障害

問題になるのはBIOPSY-ICSIや劣化精子による顕微受精などで、男性不妊が絡む顕微受精下では、常に染色体の異常、特に数の異常や一部欠失、遺伝子障害などこれらの事が流産した胎児から多く見られます。不安定な生殖医療の問題点ですが、良質な精子や卵子を作りルールに定めた範囲で安全な対応が必要なようです。挙児希望!! が挙児希望?になりかねません

 

10   外科 入院、手術

①スポーツ選手やアクシデントや交通事故などによる入院手術などでは、原因はわかりませんが、既往歴にここだけ存在する方の中に無精子症や男性不妊になるケースが確認されております。入院中の「何かが」影響していることも考えられます。②不慮の事故により会陰部や睾丸を直接損傷を受けた場合

 


 11  ペインクリニック、整形外科 腰股部治療

整形外科やペインクリニックにおける、注射や投薬、牽引や物理療法、マイクロ波治療や光線療法の中に、精子製造に関して問題がでるケースも見受けます。SSRI製剤もPRL上昇の影響もありそうです。

 

12 

 フューナーテスト

夜か当日朝にタイミングをはかったあとに行われる精子と頚管粘液の相互反応を診断する指標です。

一視野で・・・運動精子が8匹以上・・・・良好(正常)

一視野で・・・運動精子が1~7匹・・・・・不確定

一視野で・・・運動精子が0匹・・・・・・・・異常

※悪い場合は、頚管粘液検査と抗精子抗体検査が必要 妻側の問題と夫側の問題かの確認の精査も必要になります。

 

13 

 泌尿器、会陰部疾患

腎機能障害や前立腺障害がありますと少なからず精子に影響がございます。また、会陰部や睾丸部位の直接的な障害や疾病も男性不妊症の大切な履歴です。精子の問題がホルモンに異常が関係いたします。ホルモンのみの異常ですと、精子しか調べない医療施設では、何度体外受精や顕微受精を繰り返しても結果が得られません。

 

 14  脳神経外科、神経内科通院歴

間脳・下垂体レベルがダメージを受けると直接的に様々な症状が表れる場合が多くございます。男性不妊として、考える以前に全身的な症状や様々な愁訴とともにこの男性不妊症が現れます。精液精査、ホルモン検査を丁寧に行ないましょう。

 

 15  女性が好きになれない

「普通の同性愛」という言い方は少し変ですが、精液検査では異常がでる確立は異性愛者と変わりません。しかし、一部にはテストステロン値の異常低下による精子の質の低下がございます。注意いたしましょう。

 

 16  停留睾丸とテストステロン

睾丸が先天的に腹腔内にはいったままですと、外科的対応をしないと無精子症や男性不妊症の原因になります。睾丸の位置により精子濃度に影響もあるようです。テストステロンは、男性の胎生期において、男性内生殖器の発達に関係すると言われています。妊娠6週目から24週目にかけて、胎児にテストステロンが多く分泌されます。精巣は、最初から陰嚢(いんのう)の中になく、この時期に奥まった所から陰嚢へ下りて来るのですが、そのために必要なのがテストステロンです。これが上手く行かなかった状態が「停留睾丸」で、生後、精巣が機能しなくなってしまいますから、適切な処置が必要です。生後、早々に小児科検診などの機会でご確認することをお勧め致します。なお、陰茎など男性外生殖器の形成に関係するのは、ジヒドロテストステロン(DHT)という、別の男性ホルモンによるものと言われています。また、生後2週間から6ヶ月にかけて、男児のテストステロンのレベルが高まる時期があり、この時期に脳の性差や発達に影響を与えると言われています。ちなみに、その後、思春期まで男児のテストステロンレベルは、女性と同じになります。

 17

 下垂体腫瘍と不妊治療対策

男性不妊症、無精子症の外来患者様でプロラクチン値が30ng/ml以上ですと脳外科の紹介やMRIの検査依頼をさせていただいております。問題が無かったり、良性であれば、定期健診とともにプロラクチンの管理を行いながら鍼治療を続けます。悪性などの場合は、以後の処置は脳外科でお願いしております。

 

 18  スポーツ 禁止薬物

男性不妊症、無精子症の外来患者様でプロラクチン値が30ng/ml以上ですと脳外科の紹介やMRIの検査依頼をさせていただいております。問題が無かったり、良性であれば、定期健診とともにプロラクチンの管理を行いながら鍼治療を続けます。悪性などの場合は、以後の処置は脳外科でお願いしております。

 

 19  クラミジア感染症 検査と対策

クラミジア感染症の治療は、ご夫婦で菌自体の処理はすぐに終わるのですが、長期にわたる放置では、女性てせは卵管の癒着、クラミジアの死骸痕、卵管ヒダの欠損で、自然での精子と卵子の出会いに問題が出てまいります。 男性では睾丸内組織の壊滅もございます。過去の感染履歴や減殺の感染状況は検査ですぐにわかります。卵管の通過の有無から今後の不妊治療を考えなければなりません。

 

20   第二次性徴と発育の低下

思春期に視床下部からの性腺刺激ホルモン放出ホルモンの増加が生じ、それによって下垂体より性腺刺激ホルモンが分泌され、これによって男性では精巣が発育し、女性では卵巣が発育し、それぞれ精巣からはテストステロンやアンドロゲンが、卵巣からはエストロゲンが分泌されて生じてきます。分泌環境の変化で性の成長に影響が考えられます

 


 陰嚢の役割
ポイント解説

 

 NO.1~20 重要なことは

○性の萌芽、発育、性徴がスムーズに進んだか

○性の性徴を阻害する症状や因子の確認
○性的異常や性的疾患の確認と対応をしたか?
○隠れ男性不妊の中で隠しきれない徴候ばかりです