無精子症の治療
(精子がいない方)
「子宝はり」の日本ハリセンターへようこそ
ー陰嚢・睾丸症例ー |
睾丸のおふくろ(お袋) | ||
「全館冷暖房自動温度調節付き」です。「種」をつくるには最適な環境です。故障の際はお早目の修理を致しましょう。 | ||
陰嚢の役割 |
陰嚢は、陰茎(いんけい)の付け根から垂れ下がっているひだ状の皮膚(ひふ)でできた袋状の器官です。陰嚢の内部には精巣、精巣上体、精管の一部などが含まれています。陰嚢のひだ状の皮膚は、精巣の温度を一定に保つため、伸びた縮んだりするように筋肉組織を持ち、汗をかくことで温度が下げられるようにたくさんの汗腺(かんせん)があります。
陰嚢は女性の大陰唇にあたり、両側に分かれているのですが、お母さんのおなかにいるときに精巣を包み込むように両側から結合されていきます。そのため陰嚢の中心部には外から見てわかるように筋が入っています。
非閉塞性無精子症(精巣生検経験者) |
年齢 | 結婚年数 | 初・再婚 | NO |
32才 | 6年 | 初婚 | 1111 |
第一回精巣生検 | ||
施設: 一般病院 | ||
結果:Jonsen's Scoreレベル1~2 |
第二回精巣生検 | ||
施設:大学病院 | ||
結果:精子と細胞の存在が確認できない。 |
ホルモン濃度の変化 |
PRL・・・1.2
→2.05 →2.8 LH・・・・15 →9.8 →8.6 FSH・・・10.5 →12.3 →9.31 TST・・・615 →673 →606 |
陰嚢画像 |
最終結果 |
今から思えば、Y染色体一部欠損のAZFタイプだった可能性あり、当時はY染色体一部欠損の検査体制がありませんでした。 |
陰嚢環境について |
陰嚢容積に比較して睾丸の容積の占める割合が多く、見た感じ陰嚢いっぱいに睾丸があるような状態です。非閉塞性無精子症にしては非常に珍しく良好な状態がうかがえます。陰嚢表皮も全く問題なくすばらしいと思います。 |
睾丸触診について |
睾丸はやや小さく安定した位置にあります。睾丸の硬度は非常に良い状態で無精子症とは思えない充実した感触でした。左右差はないものの精巣上体の部位や大きさが良く確認できませんでした。LHの処理方法で半年程度の加療で後期精子細胞抽出できました。 |
特記事項 |
準無精子症 |
年齢 | 結婚年数 | 初・再婚 | NO |
38才 | 10年 | 初婚 | 33-1 |
第一回精液検査 | ||
液量3.3ml 濃度110万/ml 運動率6% | ||
ノーマル精子0% 直進率 計測不可 |
第二回精液検査 | ||
液量4.5ml 濃度800万/ml 運動率18% | ||
ノーマル精子13% 直進率 11% |
第三回精液検査 | ||
液量4.5ml 濃度1.200万/ml 運動率48% | ||
ノーマル精子29% 直進率 21% |
陰嚢画像 |
ホルモン検査 |
PRL・・・8.8
LH・・・・5.3 FSH・・・9.39 TST・・・383 初回採血の結果が良好の為採血は一度だけです。
※陰嚢は大きいが、睾丸が小さくて、柔らかすぎ
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陰嚢環境について |
巨大な陰嚢で陰嚢表皮の組成も肥厚した体表組織に覆われていて、陰嚢下部には表層皮膚組織の色の変色部位が確認できます。高度乏精子群では良く見かける陰嚢組織で非常に肉厚組織に包まれて睾丸の温度の上昇が考えられます。良質精子濃度の低下が多く見られるタイプです。小児期アトピー性皮膚炎あり |
睾丸触診について |
睾丸サイズは一般の方の大きさより非常に大きく形も良好でした。睾丸硬度がマシュマロを指で挟んで圧迫したときの感触で極柔らか睾丸です。治療と臨床観察の期間が充分にありましたので、細かなチェックをしております。睾丸硬度の変化がありました。基本的に自然妊娠をご希望でしたので10カ月ほどの期間を必要としました。 |
特記事項 |
自然妊娠しました。 |
非閉塞性無精子症(精巣生検経験者) |
年齢 | 結婚年数 | 初・再婚 | NO |
42才 | 7年 | 初婚 | 18 |
第一回精巣生検 | ||
施設:都内大学病院 | ||
後期精子細胞を確認しております。 |
第二回精巣生検 |
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施設 : 不妊クリニック(KLC) | ||
何も確認できず。 |
第三回精巣生検 | ||
施設 : 不妊クリニック(SM) | ||
後期精子細胞回収→顕微受精6回着床せず |
着床障害として、凍結胚の移植前2ヶ月、胚移植後45日黄体管理を行うプログラムで通院され、一回で妊娠反応が出ました。最終的にP4値の上昇が緩やかで、途中3回軽微な不正出血がありましたが、妊娠10週目でP4値がやっと25になりました。
陰嚢画像 |
ホルモン |
胎生期、妊娠6週目から24週目にかけて精巣から大量のテストステロンが分泌される時期があり、アンドロゲン・シャワーと呼ばれて、脳は女性的特徴を失い、男性化する。なお、男性外生殖器の形成に関係するのは、ジヒドロテストステロン(en:Dihydrotestosterone)という、別の男性ホルモンによるものと言われている。エストロゲン(女性ホルモン)は,セルトリ細胞の増殖を抑制し,胎児の早い時期にその数を少なく固定してしまう.その結果としてホルモンの分泌が行われなくなり,尿道下裂や停留睾丸を引き起こします.
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陰嚢環境について |
陰嚢が一般成人より非常に硬く出来ていて皮膚の柔軟性も少なく、すごく重そうな「青い果実」のような感じです。陰嚢表皮はとても良好です片側が欠損しているようには見えませんでした。 |
睾丸触診について |
停留睾丸により小児期(小学校前)に左睾丸の摘出手術を行っております。睾丸は一般成人としては普通よりやや大きめサイズです。片側摘出の為、FSH、LHは当然高めで鍼治療しても変化はありませんが、男性ホルモンの分泌は停留睾丸ではほとんどの方が低く変化しない場合が一般的ですが非常に変化が出ました。 |
特記事項 |
PRL・・5.82 →6.5 →9.9→4.7 LH・・15.3→16.9→12.2→14.6 FSH・・42.1→44→39.5→41.0 TST・・203→356→411→531 |
非閉塞性無精子症(精巣生検未経験者) |
年齢 | 結婚年数 | 初・再婚 | NO |
35才 | 4年 | 初婚 | 16-2 |
第一回精液検査 | ||
施設: 不妊クリニック | ||
無精子症の診断 |
染色体検査を実施した結果正常男子(46XY)よりX染色体が一つ多い47XXYのクラインフエルター症候群という染色体異常が確認されました。本来ならここで終了ですが、日本ではクラインフエルター症候群での妊娠の事例があるので本人の希望で不妊病院での精巣生検(TESE)の紹介をしました。私もクラインフエルター症候群の患者様の精巣生検(TESE)を東京で4回OPEに立ち会っておりますが4回ともJonsen's Scoreレベル1(何もなし)でした。 |
陰嚢画像 |
ホルモン検査 |
PRL・・・6.8 →5.5
LH・・・・20.3 →17.7 FSH・・・32.9 →31.4 TST・・・273 →354 |
陰嚢環境について |
身体もとてもりつぱで身長も大きくごく一般的な方です。陰嚢容積は非常に大きく造られており、引っ張ったり開いたりできでとても容量のあるかたです。陰嚢表皮も何もいうことなくすばらしい状態です。 |
睾丸触診について |
左右睾丸か同じような位置と大きさでした。睾丸サイズは「パチンコ玉」ほどの大きさですごく唖然としました。大きな陰嚢の最下部にちょっとある程度になっておりました。 |
特記事項 |
PRL・・・6.8 →5.5 LH・・・ 20.3 →17.7 FSH・・・32.9 →31.4 TST・・・273 →354 |
精子無力症 |
年齢 | 結婚年数 | 初・再婚 | NO |
42才 | 11年 | 初婚 | 142 |
第一回精液検査ほか | ||
施設: 不妊クリニック | ||
精子濃度約1億匹/ml | ||
運動率ほぼ0% 高速運動0% | ||
人工授精+顕微受精約10回ほど実施 | ||
○精液検査は全て正常でした。 ○精子の奇形度が高く一度も妊娠反応がありませんでした。 ○凍結受精卵を作り当センターで加療後二度着床妊娠するも2回とも科学的妊娠状態で心拍未確認のまま流産になっています。 ○無力症の改善と先天性のエリアの対応 |
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その後、約4ヶ月間良質精子改善法を実施、超音波治療を併施し初めて拡張杯盤ができ妊娠いたしました。 |
陰嚢画像 |
ホルモン検査 |
PRL・・・8.6
LH・・・・4.3 FSH・・・5.6 TST・・・438 |
陰嚢環境について |
体格も大き目の人ですが、陰嚢の大きさはダントツ一番大きく陰嚢には一本も毛根が生えておらず、陰嚢の表皮の形状も独特の形状で肉厚無精子様な風貌がうかがえますが精子濃度は正常です。 |
睾丸触診について |
体格も大き目の人ですが、陰嚢の大きさはダントツ一番大きく陰嚢には一本も毛根が生えておらず、陰嚢の表皮の形状も独特の形状で肉厚無精子様な風貌がうかがえますが精子濃度は正常です。 |
陰嚢・睾丸環境 |
一般的には睾丸は陰嚢の最下部に収まっている場合が一般的ですが、この方は陰嚢中間部に位置して刺激を加えても下垂もせず上昇もせず微動だにしない状態です。勃起障害があり、バイアグラでも勃起できないED障害を持っています。 |
閉塞性無精子症(精巣生検経験者) |
年齢 | 結婚年数 | 初・再婚 | NO |
37才 | 5年 | 初 | TK1 |
セル1 |
※閉塞性無精子症の多くはPESAすなわち注射器などによる精子吸引で充分精子回収が可能なのですが、精巣生検(TESE)前にPESAを実施していますが結果が得られない為精巣生検(TESE)を実施しています。精巣生検(TESE)でも精子や精子細胞も未確認のため、鍼治療に来院されております。非常に珍しいケースです。 ※このような状態が発生した原因が精巣-精巣上体間ですので治療は非閉塞性無精子症の治療に変更しての処置をおこないました。 |
陰嚢画像 |
ope前 → 初診時 PRL・・一桁台 → 一桁台 LH・・ 一桁台 → 一桁台 FSH・・一桁台 → 一桁台 TST・・・372 → 410 ホルモン濃度は正常です。 |
陰嚢環境について |
一般成人男子としてはごく普通の大きさと陰嚢表皮や陰嚢形状何をとっても形態学的問題はありません |
睾丸触診について |
サイズや睾丸硬度もごく一班成人なみでした。 睾丸サイズが約三ヶ月のはり治療で長軸の直径が1.13倍、短軸の直径が1.21倍になっております。 |
特記事項 |
非閉塞性無精子症(精巣生検未経験者) |
年齢 | 結婚年数 | 初・再婚 | NO |
36 | 6 | 初 | 193 |
第一回精巣生検 | ||
施設:国立病院→都立病院 | ||
結果:非閉塞性無精子 | ||
セカンドオビニオン :大学病院泌尿器科 |
経緯と今後の予定 | ||
現在までは精液検査のみで精巣生検(TESE)は未経験でした。一般検査や専門検査での異常はありませんでした。採血結果から予測できることを確認して少量の精子や細胞でもいいので、充実したホルモン濃度に改善するまで性腺機能不全の処置を行いました。 |
193陰嚢画像 |
ホルモン検査 |
PRL・・4.6 →5.5 →4.9 LH・・・1.9 →2.1 →3.8 FSH・・12.5 →13.8 →12.9 TST・・182 → 274→ 301.0 |
男性ホルモンが350を超えてから、MD-TESEを行い精子が回収でき2回目の顕微授精で妊娠しました。
陰嚢環境について |
写真で診ても非常にスモールな陰嚢にみえるとおもいますが?。陰嚢の形状や表皮の状態はごく普通で表皮に関しては非常に繊細で「湯葉」のように薄く組成されています。容積が小学生程度と思われます。 |
睾丸触診について |
睾丸も非常に小さくて、やわらかくて潰されそうなイメージの睾丸です。第二次性徴期からの発育過程に何らかの問題があってそれから変化がないようです。本人もそれを認識していて、コンプレックスを感じていたようですが無精子状態とは思っていなかったようです。 |
特記事項 |
無精子症は低テストステロン症の改善からはじめよう。 |
異常精子群 |
年齢 | 結婚年数 | 初婚・再婚 | NO |
36才 | 7年 | 33-2 |
不妊治療 | ||
施設:一般病院 | ||
人工受精二回の精液検査で異常を確認 | ||
妻が当センターに来院していて人工授精実施時に異常を疑い精液検査の結果液量3.3ml 精子濃度約1.億以上匹/ml 運動率95% ですごく良好ですが精子直進能力が異常低下を確認されたので夫の精査のクルーガーテストで100%アブノーマル精子を確認 |
精子のはり治療 | ||
右記の理由で内科医と相談の上、3ヶ月間薬を変えて頂きその間に精子の治療を行い精子凍結する予定でしたが、2ヶ月過ぎに妻が妊娠いたしました。念のため2人目希望を考慮して精子凍結はしておきました。 |
陰嚢画像 |
夫は10代から消化器系疾患で内科通院しておりました。先天性病的素因を親から引き継ぎました。この疾患は遺伝性の疾患であるとともに自己免疫疾患であります。この疾患以外の潜在する疾病(病気として発病はしていませんが)の投薬も処方されておりました。先天性の疾患には、かつて3社から保険医薬品が認可され医師の処方の下で投薬されておりました。A社の薬Tとドーピングで陽性反応が出るもう一つの薬が疑われます。 |
陰嚢環境について |
長きに渡る消化器系疾患の投薬により陰嚢の力強さがなく全てが萎縮しております。陰のうに物理的刺激を加えても反応が遅く、「胃下垂」様な感じで無理のできない陰嚢に見えます。 |
睾丸触診について |
睾丸の容積は非常に充実していて大きさや内容も非常によく詰まっているような状態です。硬さも充分で、なぜ精子検査内容が悪いのか判らないじょうたいです。 |
特記事項 |
下垂体・睾丸機能は正常値 |
非閉塞性無精子症(精巣生検経験者) |
年齢 | 結婚年数 | 初婚・再婚 | NO |
44才 | 13年 | 再婚 | 17 |
精巣生検 | ||
第1回大学病院(t) | ||
精子および細胞確認できず | ||
第2回大学病院(d) | ||
精子および細胞確認できず | ||
第3回大学病院(b) | ||
精子および細胞確認できず | ||
第4回大学病院(t) | ||
精子および細胞確認できず | ||
第5回大学病院(s) | ||
精子および細胞確認できず |
陰嚢画像 |
ホルモン検査 |
PRL: 5.0 → 3.5 → 5.9 →3.1 LH: 12.6 →10.0→ 7.7 →6.1 FSH:18.3→20.6 →12 →9.2 TST:712 → 758→ 742→709 |
男性ホルモンが高い 下垂体ホルモンが急降下 |
睾丸触診について |
たび重なる精巣生検(TESE)のため局所的に硬結部位も見られるが良質な陰嚢です。睾丸は大きく柔らかい状態でした。はり加療で睾丸硬結度が格段に硬くなりホルモン値とあいまってMESA-PESAで約1,000万/mlの精子を回収されました。 |
ハリ治療の経緯 |
約9ヶ月間ハリ治療を実施 |
MESA-PESA→で約1,000万匹 |
妻が採卵し⇒凍結受精卵(ICSI) |
第一子男児出産 |
第二子男児出産 |
特記事項 |
5回の精巣生検"執念"です!! |
非閉塞性無精子症(精巣生検経験者) |
年齢 | 結婚年数 | 初・再婚 | NO |
41才 | 12年 | 初婚 | 18875 |
第一回精巣生検 | ||
施設:一般病院 | ||
結果:精子および精粗細胞が確認できない |
第二回精巣生検 | ||
施設:公立大学病院 | ||
結果:精子と細胞の確認できない。 |
ラッキーでした |
はり治療終了後精巣生検(TESE)を予定しておりましたが、当センターでは無精子症の精巣生検(TESE)の際は必ず精液検査を行ってゼロを確認してからOPEになります。この方は精液検査で精子が約30万/ml抽出され、そのまま顕微受精になりOPEをしておりません。 |
陰嚢画像 |
ホルモン検査 |
PRL・・3.3 →4.76 →7.02 LH・・12.6 →11.9 →5.4 FSH・・47 →30.2 →38.2 TST・・345 →291 →334 |
陰嚢環境について |
陰嚢が全体に力不足のような感じでだらんとして垂れ下がっている陰嚢です。陰嚢表皮は極薄の「油とり紙」様なとても良好皮膚でした。 |
睾丸触診について |
やや円形状に近い「お団子」タイプでとても硬くて良質感を感じました。睾丸圧迫時に比較的強い痛みを訴えておりました。精巣上体もとてもしっかりと充実しておりました。 |
特記事項 |
幸運はLHの急降下? |
非閉塞性無精子症(精巣生検経験者) |
年齢 | 結婚年数 | 初・再婚 | NO |
33才 | 3年 | 初婚 | 001 |
第一回精巣生検 | ||
施設:不妊病院 | ||
結果:細胞が確認できない。 |
第二回精巣生検 | ||
施設:不妊クリニック(九州地方) | ||
結果:精子、細胞が確認できない。 |
ハリ治療とその後 | ||
一年三か月ハリ治療を行いました。 | ||
射精精液中からトータルで4匹の精子が確認されました。、細胞が確認できない。 |
陰嚢画像 |
ホルモン検査 |
PRL・・・39.4→34,0 LH・・・・11.7→5.6 FSH・・・39.0→35.4 TST・・・244→291 |
陰嚢環境について |
睾丸触診について |
大きく立派で全く問題はありません。しかしとても柔らかいです。 一般非閉塞性無精子症と違った脳の部位からの疾患と位置づけ治療中のものです。詳しくは結果が出てから |
特記事項 |
テストステロンが少ないとお肌が女性の様でなめらかです。 |
陰嚢の役割 |
年齢 | 結婚年数 | 初・再婚 | NO |
36才 | 7年 | 初婚 |
3 |
第一回精巣生検 | ||
施設:大学病院 | ||
結果:後期精子細胞を大量に確認+数匹の精子あり |
第二回精巣生検 | ||
施設: 不妊クリニック(東京) | ||
結果:精子と細胞確認できない。 |
ハリ治療とその後 |
精子凍結ができた方なので、ハリ治療は大学病院通院時頃まで行っておりました。泌尿器科学会の規定で「精子以外の物を用いた受精卵は認めない」規定があり大量の細胞は廃棄になります。精巣生検で採れた数匹の精子を使い胚移植を1回実施した後精子がいないので、二回目の精巣生検をクリニックで行ったとのことでした。行うために |
陰嚢画像 |
ホルモン検査 |
PRL: 39.9→●→●→●→9,7 LH: 21,6→●→●→●→12,6 FSH: 9,6 →●→●→●→9,3 TST: 123→●→●→●→253 |
陰嚢環境について |
第二回目精巣生検(TESE)の際、男性ホルモンの大量投与がおこなわれ局所麻酔で浅く超激痛精巣生検が行われ一回目以上の結果にならず。その後、陰部周囲のメラニン色素の異変や陰嚢の大きさが手術前の2/3ほどの大きさになったとのこと。陰嚢下部まであった陰毛もすこし禿げ上がり、陰茎の大きさも非勃起時は以前より小さく感じるとのこと。非常にショックな状態での来院でした。睾丸も大きかったことが触ってなんとなくわかるものの「半熟卵」の殻をとった状態で過去の状態も見えていました。 |
睾丸触診について |
睾丸の大きさは、第一回精巣生検を行った際の大学病院のデータですと約14mlとのことでしたが、当センター実測では約11.5mlでした。 約10ヶ月はり治療後精巣生検(TESE)で精子15本分凍結し顕微受精を行うもいまだ着床せず。女性ホルモンの関係かな? |
陰嚢断面図 |
陰嚢の役割 |
○陰嚢組織は皮膚、筋膜、肉様膜など8層からなっております。 |
陰嚢診断では、皮膚表皮の形状や陰毛の生え具合、陰嚢の容量などに注意いたします。陰嚢の表皮組織は一人として同じものはなく個々に違いがあります。陰嚢温度測定においては無精子症患者様では、体温より3℃低い温度がキープできない方が多く、平均温度は34.0~34.4 位の方が多くみられます。 |
このページの重要な事は ○無精子症は睾丸の問題だけではない ○テストステロンも造っています ○陰嚢表皮は千差万別、薄くて、伸縮性に優れて湯葉のようなものが理想 ○精子生産の最重要工場です。本社は別の場所にあります。 ○労使紛争のない企業で精子の安定供給に努めております。 |