「子宝はり」の日本ハリセンターへようこそ


赤ちゃんに恵まれない理由には様々な原因が考えられます。不妊治療として臨床処置を行う上で、患者様の不妊環境を確認した上で臨床を行っていきます。病的環境がはっきりわかっている方ばかりではありません。患者様の置かれている状況、穏やかなサイン、微細なシグナル、不妊症状などを確認しつつ、鍼治療を行いたいと思います。これから下記に記述したものは全てではありませんが、日本ハリセンターの行う鍼治療はこのような形で不妊因子に取り組んでまいります。

 

◇ 生理前の出血 ◇ 
 生理前の出血には、生理数日前に出血して数日後本格的な生理になるタイプと生理数日前に出血してから量は少なくおしるし程度ですが生理になるまで毎日続く場合がございます。双方ともに、加齢者や更年期前、黄体機能の低下時に現れやすいです。病的問題はないのですが、妊娠維持に少し影響を及ぼしそうです。

 

◇ 内膜症とFSHの管理 ◇ 
 内膜症を抱えておりますと、その大きさにもよりますが少なからず下垂体にまで影響が伝わり、FSH値が二桁台でそれ以下に下がらず妊娠しにくくなります。この環境下での打開策は、相関関係にあるE2のバランスを整えて改善を計る鍼治療が有効になります。FSH値は高くても、妊娠できるエリアになります。内膜症合併者は特にHMGなどの投与で環境がより悪化が考えられますので低刺激での対応をお考えください。

                

 ◇ 慢性的な下痢 ◇
 理由は様々ですが、体質やタイプとして考えて見ますと、体重が少なく、背が高めで、腹部に力が無く、青白い顔つきで、貧血気味の方に見られる下痢の症状です。膀胱炎にかかりやすいタイプの人とこの慢性の下痢タイプの方は骨盤周囲の臓器の為少なからず不妊に衛起用を与えております。体質的な改善を考えましょう。

 

◇ 高温期が短い ◇ 
 黄体機能不全の著明な症状で妊娠維持能力やP4などの着床ホルモンと維持能力の微妙な関係からこのような状態が生まれます。卵胞チェックやEMが良好でも、この黄体期間が短いと低温期の卵子の発育にも影響が現れます。機能障害の一つですので、しっかりと高温期の機能維持の改善をはかりましょう。

                

 ◇ 初潮が遅かった ◇
 第二次性徴は先天的に組み込まれた遺伝子のプログラムで、時期を見て第二次性徴のビッグバンがプログラムどおりに始まります。第一次性徴から小児期に何らかの事故や疾病や生育環境、後天的に獲得した体質などが絡み合い、初潮の時期に変異が出てまいります。この初潮の遅れは、成人後の生殖環境にも大きく関与してまいります。

 

◇ 長引くアトピー&花粉症 ◇ 
 性腺、甲状腺、そしてこの免疫系の疾患は、中枢ではとても仲の良いお友達どうし的に生理的機能が営まれておりますが、アトピーは皮膚科的疾患ですが、皮膚病として治療するのは全く問題ないのですが、基本的には、性腺、甲状腺、免疫集団の一症状として、不妊エリアでは対策を考えます。

 

◇ 性交痛 ◇ 
 奇形や外傷性疾患、痔疾患を除き現れる性交痛は、ダグラス窩の器質的異状によるもので、この部位に子宮内膜症が発生している症状と思われます。この症状があった場合は、鍼治療は内膜症対策を考慮した治療処置をとった治療になります。

 

◇ 着床できない受精卵 ◇ 
床を拒否されるポイントとしては、子宮内部の病変(ポリープ、筋腫など)、免疫障害、着床能力(黄体ホルモン)P4、ペプチド-ホルモンバランス、受精卵の問題、血色素などとともに、着床遺伝子やその他の神経伝達物質、ペプチド類の関与が言われ、間脳-視床下部とともに不妊症エリアに於いては現在でも不明な点が多い分野です。体外で何度も非着床の場合は、これらの環境も考慮して鍼治療の併用もお考えください。 
◇ 10代からの機能不全 ◇ 
 前述の「子宮発育不全」「初潮が遅かった」事と通じることですが、生理周期や生殖器環境に問題があり、改善の為10代から婦人科通院の経験の場合も多くありますが、この10代の時点では、不妊を意識することは無く、悪性か否か程度で終わってしまう場合が多いようです。これらの長期にわたる機能不全や機能低下状態は挙児希望とともに、様々な対応を迫られます。しっかりと赤ちゃんが望める形をつくりましょう。

 

◇ 卵管水腫 ◇ 
 クラミジア感染症の特徴的な合併症の一つです。これらの症状は卵管部分の障害が進んでいることを示唆した症状で自然妊娠に警告を与えるとともに、挙児希望の際、自然妊娠以外の選択も必要になるかもしれません。クラミジアとは別に、腹腔鏡や生殖器の手術後の癒着などから発生する卵管水腫もございます。鑑別が必要です。

 

◇ 抗核抗体価 ◇ 
 抗核抗体は血液中に存在し、細胞核に含まれるさまざまな成分に対する自己免疫反応の結果として生じた抗体で、この検査は膠原病や甲状腺のときに必ず行われます。抗核抗体陽性というのは、細胞核中のなんらかの成分に対する抗体が存在するということで、たくさん存在すれば抗体価が高くなり、少なければ低くなります。そして、この抗体価が40倍以上であると、抗核抗体陽性と判定することが多いようです。大切な免疫環境

 

◇ シェーグレンと流産、妊娠 ◇ 
 シェーグレン症候群の原因は現在のところ不明ですが、免疫異常(自己免疫)がかかわると言われています。実際、リウマトイド(リウマチ)因子や抗核抗体などの自己抗体がシェーグレン症候群の多くの患者にみられるようです。この他、現在考えられている主なものは、遺伝的要因、ウイルスなどの環境要因、更に女性ホルモンの要因が考えられています。密接なつながり

 

◇ 生理三日目 ホルモン値 ◇ 
 生理三日目はD3と言い生理環境や生理周期下の生殖器に関する基礎データが取れる日です。
○LH・・・・・?
○FSH・・・・?
○E2・・・・・?
皆様のデータを教えてください。ここから鍼治療が始まります。

 

◇ 甲状腺機能障害と不妊症 ◇ 
 女性不妊に関するものは、下記のものです。

○卵子の質の低下

○受精卵の分割や胚盤胞まで行きにくい

○着床障害

○抗核抗体価が高い

○(男)無力症の精子、ちっちゃな精子

○(男)受精卵の分割停止など

 

 ◇ 経口誘発剤 ◇
 クロミッド、セロフェン、フェマーラ、セキソビットなど何種類かございます。それぞれに誘発作用も副作用も違いがあります。医師が患者さまの環境に合わせて処方されるものと思います。子宮内膜が厚くならない、頚管粘液量の低下、高PRL、E2があがらないなどそれぞれに体に対する副作用もございます。鍼には副作用の無い穏やかな改善方法もございます。

 

 ◇ 妙に高いCA125 19-9 ◇
 念のため腫瘍マーカーの検査が必要です。子宮腺筋症、内膜症、卵巣膿腫、子宮頸部ガンなどの検査と生殖器系とは限りませんので、生殖器以外についても精査が必要です。時にこのCA125 19-9がやや高値です着床障害が現れることもございます。

 

◇ 変性卵 ◇ 
 体外受精や顕微受精の際に、採卵した卵子を確認して、その形状が正常でなければ受精卵をつくることなく処分されます。病的因子や機能性因子からこの変性卵が発生いたします。また、加齢による変性卵もございます。体外受精できない卵子は体外受精施設では改善の方法が無く、何回も採卵を繰り返して良質卵を探す方法です。鍼治療ではこれらの環境は充分に対応できる治療です。体外受精施設からの依頼も多いです。

 

◇ 排卵期の不正出血 ◇ 
 二つ問題がございます。

○子宮頸部ガンのサインとしての出血です。これは、毎周期同程度の出血が繰り返されますのですぐに検診の依頼を致します。

○ホルモンバランスの異常からくる、排卵に伴う出血です。

この時期の出血は万が一の事を考えてガン検診が必要です。

 

◇ 精神神経疾患とお薬 ◇ 
 特にうつ病対策として採血を実施しております。]薬の種類や用途によっても、その副作用も違いますが、一番問題になるのは、PRL値の高騰です。高すぎると無月経症や生理不順~基礎体温の乱高下グラフまでさまざまな症状を発しますが特に着床能力の低下と卵の質の低下が著明となります。一般エリアの異常状態とは違う異常状態を示します。

 

◇ ハードな便秘 ◇ 
 女性の三大症状・・肩こり、冷え性、便秘のひと枠を担う重要な症状です。男女差も非常に激しく、ハードな人は投薬しても一週間ぐらいだめな場合もあるようです。黄体ホルモンと女性ホルモン以外の因子も関係しているようです。この症状は不妊の一つとしても考えております。これは、投薬なしで、鍼治療オンリーで改善を図っていきます。

 



 

                  埼玉県熊谷市久下901

℡048-528-2050

 日本ハリセンター