不妊 |
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婦人科処置履歴 |
〇未破裂卵胞、卵子の生育、未成熟卵、未受精卵などは長きに渡って卵巣の機能の異常であったり、卵巣の疾患によるものだったりと、今日、現在の状態は過去からのつながりから成立するものです。卵子障害の外来は体外受精施設での移殖できない状態が存在しますと手の打ち様がなく、多くの方々が来院されますが、過去も大切に、問診も大切に現在と関わって行く姿勢と取り組みが必要ではないかと存じます。 ○体外受精の採卵時に卵子の質に関す問題が妊娠の妨げになっている方々の為の治療方法です。 ①採卵したら卵子が無い、空っぽだった(EFS) ②一つの卵子に複数匹精子が入ってしまった受精卵(多精子症) ③成熟した卵子にならない(未成熟卵) ④卵子の形や内部がぐちゃぐちゃになっている(変性卵) ⑤体外受精で受精卵ができない(未受精) ⑥顕微受精を行なっても受精卵ができない(未受精) ⑦受精卵の分割が途中で止まってしまう(分割停止) ⑧いつも劣化した卵子しかとれない ⑨毎周期体外受精や顕微受精をやらせられている卵子 ⑩カウフマン療法で採卵した卵子 ⑪いつもFSHが高い卵子 ⑫E2とFSHのバランスが悪い方の卵子 ⑬生理不順や無月経症ぎみの方の卵子 ⑭40代の高齢の方の卵子 ⑮膠原病やリウマチに罹患している方 ⑯潜在性高PRL血症の方の卵子 ⑰甲状腺機能低下症の方の卵子 ⑱抗TPO抗体価、抗TG抗体価に異常のある卵子 ⑲循環器や呼吸器に障害をおもちの方 ⑳潰瘍性大腸炎の病歴や現在罹患中の方の卵子 ○その他、受精卵の分割が受精後の日数にたいして分割が遅いなど いろいろな理由でどうしても卵子の質からくる不妊と判っていても対策が取れず体外受精や顕微受精を繰り返すだけのご夫婦も多くいらっしゃいます。このような体外受精でも救えないエリアの対応をサポートするはり治療方法です。 患者様の不妊内容でいくつかのコースを準備しております。また、 卵子形成に関しては患者様の卵子環境が様々で複雑ですので1人ひとりに納得の行く臨床処置を講じさせていただきます。体外受精周期療法、鍼着床術、良質卵子再生術などは結果がダイレクトに現れるものですので中途半端な環境での臨床処置でご迷惑をおかけできないので、患者様が確実に来院出来る環境を整備してからの受診をご希望いたします。 |
卵巣機能の低下、卵巣機能の低下状態を合併する疾病、卵巣機能過敏症などが主たる原因と考えます。これらの改善が主たる治療になります。 |
○何度も何度も、体外受精や顕微受精を繰り返し行い、そのたびに、卵子の問題で悩まされるケースが多く、時には受精卵もできたりするものの、分割が止まってしまうケースや移殖まで進まないケースが多いようです。このコースは、他の疾病や合併症、副作用が原因とされない、本来の脳-卵巣間の関係下での卵子の改善を行うコースでございます。一般的には、劣化卵子の改善には、カウフマン療法などを取り入れた改善策でその場の完全をはかる場合が多いのですが、鍼治療では、このようなカウフマン療法下であろうが、基本目的を良質卵子をつくる治療を行ってまいります。 |
ひとりひとりの治療ですので方程式はありません。 ○E2とFSHの相関関係の適正化をはかる ○E2値の安定化 ○E2値が<20にしない ○E2値を70以下をキープ ○EFS、変性卵、未成熟卵 ○LH<FSHをキープ ○PCOS脳障害の忌避 ○FSHは一桁まで落とす(徐々に) ○PRL値の確認 ○PRL負荷値の確認 ○潜在性高PRL・・・・抗核値の確認 ○TSH、FFT3、FT4、TPOab、TGab確認 ○FSHが下降したら ○一過性LH高位をつくる ○E2値変化なければ ○FSH確認・・・okなら採卵または自然 ○次周期の採血 ○FSH↑であれば ○黄体期の環境の確認 ○E2↓ ○P4、LHの確認 ○個々の違いを認識しての良質卵子に変えていきます。 |
○卵巣の改善をはかるには、基本的に視床下部-下垂体の意見と、卵巣の意見を聞く事です。鍼では、「気血栄衛、津液」なるプログラムの展開をどうするか?、どこに取穴するかで結果が違ってきます。採血結果を重視してつぎの対応とその先のことも考えて配置してゆきます。○女性の場合はデリケートでして、ちょっとしたストレスや生活環境に敏感に反応してその機能を自らの手で変えてしまう事もあります。カウンセリングとつまらぬ話と言われても、しっかり熟知しておかないと"危険"です。 |
さまざまな内容をもつ疾病の副作用などにより現れた卵子の劣化症状です。ここのコースの疾患はそれぞれの病気に現れた卵子の劣化症状の熟知とその対策を行わなければなりません。 【例・・・橋本病】 ○抗核抗体価は正常の倍数以上になりやすい ○高温期が低くい生理周期になります。 ○ホルモン値は正常でも免疫抗体が高いと卵子に影響が出ます。 ○潜在性高PRL血症になりやすい ○手足が冷えて、E2(女性ホルモン)も少なめです ○血液検査では、FSH高値は見られません。安定している様に見えます。 (採卵した場合) ①受精が出来ない卵子 ②受精卵は出来ても分割か遅く移殖しても着床しない、多精子症 ③採卵しても、空っぽ、未成熟、変性卵、 このような結果になりやすいです。 基本的に、このような症状がさまざまな疾病からのそれぞれに違った形で出てきます。基本形はなく、ひとりひとり違った対応をせねばなりません。 |
◇【例・・・橋本病】 上記の橋本病の治療処置について ○卵子の劣化が発生しやすい疾病だと確認いただいたと思います。 ○内科治療などによりホルモン値の異常は少ないですが、もし、異常値でしたら内科受診をしなければなりません。 ○ツボの設定は、TPOabかTGab値の正常、異常により大きく区別されます。これは、(どちらか一つの検査でも良いのですが、念のために行っております)先天的に遺伝により獲得した橋本病か後天的なものかの判断で、遺伝的な場合は必ずどちらかの検査に異常値が確認されます。先天性の場合は、皮膚の色を変えてくださいと言われたのと同じで、とても、無理な難題になります。そこでこの数値だけをリセット出来るように、ツボをセットいたします。後天的なものは、甲状腺機能に何らかの異常がある程度の対応でセットいたします。 ○橋本病は卵子の劣化か黄体機能不全(着床しにくい)のどちらかに強く現れます。これは、上記の検査では読み取れません。体外受精や顕微受精での結果からうかがうしかありません。 ○視床下部-下垂体エリアでは、「甲状腺」「免疫」「性腺」はとても仲の良いグループでおります。花粉症やアトピー、橋本やバセドー、不妊症には切って切れない紐でつながれております。橋本病からは不妊症になりやすいかアトピー、喘息になりやすいか、とちらかに分かれます。姉妹がいたとして、あなたは卵子で悩んでいても、実姉は喘息やアトピーに、実妹は橋本病になる可能性を含んでいます。兄弟でも獲得した遺伝子により、兄弟全員が不妊になるとは限りません。この論理は東洋医学の相生相剋(そうせいそうこく)の理論や古典書物の治療法と同じ意味合いを持ちます。治療は不妊治療なのですが、弱って罹患した橋本病を助けて、発病していない免疫系の協力を得るような理論でつぼが考えられてます。 ○橋本病では、問題のFSHは高く設定されない場合が多く、何ら普通の採血結果で、卵子の劣化はうかがえません。 ○黄体機能や着床免疫にも目を配り総合的なツボをセットいたします。カウンセリングや採血結果の経過から、状況に応じて一部のツボを変更いたします。 ○このようなやり取りの中から、卵子の実態を知るために、必要であれば体外受精、顕微受精~自然妊娠のエリアでタイミングを取っていただきながら、治療をすすめてまいります。甲状腺機能障害は染色体異常惹起しやすい疾病でもあります。 ○この良質卵子再生術では、体外受精や顕微受精まで進んだ方も自然妊娠も珍しくない光景です。 ○非常に個人差のあるエリアですので、しっかり話し合いが出来る事を望んでおります。 |
○多方面から劣化卵子は発生いたしますので、その特定が困難な場合もありますが、科学的検査を進めながら、自然妊娠も求めつつ管理処置を行います。 ○卵子改善には、個々に発生機序や経過概要が異なりますので、ひとりひとりに合った処置を行います。 女性不妊治療下での良質卵子再生術では、体外受精や顕微受精でも結果が出なかった方々が、突然のように、妊娠反応があり、体外受精や顕微受精の予定をキャンセルになるケースが非常に多いため、体外受精や顕微受精の予定はいいですが、自然妊娠の可能性も捨てずに頑張ってください。 |
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日本ハリセンター