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 無月経症 発症サイン②

 無月経症は前触れもなく突然に来るケース、徐々に機能が低下して生理能力を失うケースなど、発病状況は様々ですが、いずれにしても同一状態でもならない人もおれば「そんなことで」という程度でも無月経になります。個人の獲得因子や後天的環境の獲得因子などで複雑に絡み合いながら発生するものと考えます。ここでは、無月経症が起こり得る事前環境や病的因子をご提示いたしましたが、一人一人違った環境をおもちなのであてはまらないケースもありますが、今までの無月経症治療から得た資料などからご提示いたしました。

無月経症発症サイン


 

PCO(多嚢胞性卵巣)と下垂体対策

 

卵巣においてネックレス状に卵胞が出来てしまい。体外受精などでは、刺激を加えると10や20個の卵子が採卵されます。この卵子も非常に質の劣化したものが多く、受精卵になる確率も低いようです。このような下垂体の障害によるもので、ゴナトロピン性腺刺激ホルモン環境の改善を行い、LH>FSHの環境をLH<FSHにする事がポイントのようです。

 

大怪我や手術をした事がある

 

生殖器や脳における交通事故や疾病による合併症や後遺症により無月経症になることがございます。再検討してみましょう。

 

高度ストレス

 

神経を使いすぎたり、ストレスなどから、人間の弱い部分にストレスが入り込んできます。胃腸タイプ、下痢タイプ、胃潰瘍タイプ、腰痛タイプ、円形脱毛タイプ、湿疹タイプなど体に出たストレス症候群や心に出るストレス症候群がございます。

○受験勉強、就職活動、国家試験、恋愛の結末などから生理が止まる、誘発剤投与から生理不順、若年者閉経、会社や生活環境化での人間関係など様々なことがひきがねになります。

視床下部-下垂体-卵巣系に良くないです。

 

自律神経と性中枢齢

 

間脳-視床下部には、自律神経の中枢、性中枢、温熱中枢など生命の恒常性を維持するのに大切な中枢組織が集まっております。何らかの刺激で自律神経が壊され交感神経と副交感神経のリズミカルな拮抗作用が失われてしまい、さまざまな症状を示します。性中枢は、自律神経の中枢の隣りにある為、正常な妊娠能力があってもそれが破壊される事もございます。

 

クロミッドで低温期が高くなるタイプ 

 

クロミッドは卵子を育てる誘発剤ですが、経口投与により卵子の成長を助け妊娠しやすい環境に持っていく役割を果す薬です。卵子の成長の援助とは裏腹に、頚管粘液量の低下、プロラクチン値の上昇、子宮内膜が薄くなるなどの副作用も兼在しております。人によっては、良い薬ではあるものの悪い薬でもあります。体質を考えた処方も大切です。

 

染色体とdel障害

 

問題になるのはBIOPSY-ICSIや劣化精子による顕微受精などで、男性不妊が絡む顕微受精下では、常に染色体の異常、特に数の異常や一部欠失、遺伝子障害などこれらの事が流産した胎児から多く見られます。不安定な生殖医療の問題点ですが、良質な精子や卵子を作りルールに定めた範囲で安全な対応が必要なようです。挙児希望!! が挙児希望?になりかねません

 

小児期循環器、呼吸器病

 

○先天性呼吸器疾患、循環器疾患

○小児期呼吸器、循環器手術の有無

○ヤング病、川崎病の罹患の有無

○サルコイドーシスの罹患の有無


 

卵巣の過敏症の方

 

○これら病気では無月経症にはなりませんが、改善薬のによる副作用の問題です。

○卵子の質の劣化と着床因子の損傷、無月経、生理不順

○男子では、無精子や100%奇形精子に

 

潰瘍性大腸炎とクローン病

 

○これら病気では無月経症にはなりませんが、改善薬のによる副作用の問題です。

○卵子の質の劣化と着床因子の損傷、無月経、生理不順

○男子では、無精子や100%奇形精子に

 

ヤマアラシ症候群

 

誰に対してもライバル意識が強く、常にトップでいたいと思い、周囲から孤立して行きます。イライラ感や焦り、常に不満を持ち、不眠や内臓不調等を訴えつつ軽いうつ状態にはいり、自分で無月経をつくる場合が多い様です。

 

無月経症5点セット

 

〇病弱・虚弱 

〇初潮が遅かった 

〇低体重児で出産 ◇

〇急にカーッと熱くなる

〇分刻みのスケジュール

 

内分泌障害

 

さまざまな内分泌障害がございます。病気が特定されておりましたらば、関連疾病について対応させていただきます。ここに書ききれないほど多くあり、症状や治療法や不妊との因果関係なと詳しく対応させていただいております。

 

冷え性、しもやけ、皸(あかぎれ)

 

「冷感三姉妹」?とでも言いましょうか、女性の多くが悩む症状です。暖房設備

、水仕事も以前より快適環境になってまいりましたが、三症状を示す女性は多いものです。ホルモン異常が認められない場合では、このような症状があっても不妊エリア外のようです。三症状に「顔がほてって手足が冷たい」(上気)が加わると危険です。「頭寒足熱」を心がけましょう。


 

高プロラクチンと無月経対策

 

プロラクチンは間脳中枢から支配を受けて、PRF(プロラクチン促進因子)、PIF(プロラクチン抑制因子)が拮抗的に働き体をコントロールしております。プロラクチンの異常は中枢性なのか、下垂体性なのか、薬物投与の副作用なのがその理由のポジションから治療方法が違ってきます。婦人科では、カバサール、テルロン、パーロデルなどの脳腫瘍治療薬の投与が行われます。女性不妊症、無月経症の外来患者様でプロラクチン値が30ng/ml以上ですと脳外科の紹介やMRIの検査依頼をさせていただいております。問題が無かったり、良性であれば、定期健診とともにプロラクチンの管理を行いながら鍼治療を続けます。悪性などの場合は、以後の処置は脳外科でお願いしております。

 

抗ミューラー管抗体価

 

抗ミューラー管ホルモン(anti-Mullerian hormone、AMH)検査は、無月経症や生理不順、多のう胞性卵胞等の時に検査依頼いたします。無月経症や生理不順の方は卵巣年令の特定と治療の可能性についての検討になります。

 

第二次性徴と発育の低下

 

女思春期に視床下部からの性腺刺激ホルモン放出ホルモンの増加が生じ、それによって下垂体より性腺刺激ホルモンが分泌され、これによって男性では精巣が発育し、女性では卵巣が発育し、それぞれ精巣からはテストステロンやアンドロゲンが、卵巣からはエストロゲンが分泌されて生じてきます。分泌環境の変化で性の成長に影響が考えられます

 

誘発剤の過剰投与

 

体外受精、顕微受精を数十回と繰り返さなければならなかったご夫婦で、ロング法、ショート法、HMG、クロミッド等の大量投与により卵巣年齢の短縮と無排卵、無月経症の発生が多いです。Drも患者様も生理が止まってみて気づく卵巣の大切さ、二度と使えない、使わない体外受精を考えよう。

 

無臭覚症

 

カルマン症候群

低ゴナドトロピン性性腺機能低下と無臭覚を伴う疾患である。遺伝子疾患のひとつ。

 

ピルの長期投与

 

下垂体機能低下症と診断される場合が多く、長期にわたる黄体ホルモン(混合)の投与により表面的(採血上)に小児や初潮前の小学生並みの血液結果になり、無月経状態が続きます。

 

シーハン症候群

 

 二人目不妊症出産

第一子出産時の分娩に伴う大量出血によって引き起こされる下垂体機能低下症、誘発しても反応しない卵巣。




 

                  埼玉県熊谷市久下901

℡048-528-2050

 日本ハリセンター