胚移植のハリ治療  


「子宝はり」の日本ハリセンターへようこそ

胚移植のはり治療とは

体外受精の際、受精卵を子宮に移植するも着床しない、妊娠しないケースが多く、何度も、何度も体外受精を繰り返し行っている方々が経済的負担も抱えながら一刻も早く「不妊症」から卒業することを願い頑張っております。鍼治療は体外受精-胚移植(IVF-ET)の中で、着床をフォローしたり、着床できない不具合の改善、科学的環境の改善などから体外受精-胚移植のサポートを行っております。0.01mm単位のホルモン濃度、0.01mm単位の分泌速度などの改善から、妊娠陰性を陽性に変える「一滴の変化」の科学技術と着床組織との闘いの中で胚移植下のハリ治療を進めております。

 

 

胚移植のハリ治療には、次の3種類があります。

 

①いきなり胚移植のハリ治療(6~7回通院)

②一般的胚移植のハリ治療(通院回数は未定)

③総合改善ハリ治療(通院回数未定)

 

生殖環境に応じたり、胚移植の履歴結果などを参考に上記の胚移植法の中から適した移植法とハリ治療を選択していきます。 

 
  はじめに  

生殖医療特に体外受精のもとでは、女性は、①卵子を作ること、②黄体を形成させ妊娠させることが二大重要作業になります。卵胞は成長し排卵するのだが受精卵が着床しない、体外受精で良質な受精卵はできるが黄体機能が低下して妊娠しない方々の鍼によるサポート治療です。

もともとP4値が低く科学的に着床が不可能な方、着床できないために何十回となく胚移植を繰り返している方など黄体や 黄体機能エリアで悩んいでいる方の治療です。

 着床に関しては、科学的に解明されている子宮内膜厚値やPRG(プロゲステロン)値の正常、異常値の有無です。現実には、受精卵の着床に関しては、自己免疫、子宮発育環境、メンタル、中枢組織の環境、体質・疾病など複雑な環境が絡み合っております。着床本来の原因の解明や着床妊娠の阻害する因子を広範囲に確認、処理することが可能になり、より高確率な結果やすべての受診者の妊娠着床が可能になればと考えます。

現実に胚移植におけるハリ治療の役割は、・・・

〇移植する前の環境の改善

〇移植直前の科学的解明されている環境の確認と着床する環境作り

〇胚移植直後の着床サポート治療

〇妊娠仮判定時の対応

〇妊娠判定時の流産忌避にむけた対策とサポート

〇科学的妊娠や流産性の高い疾患罹患者様の事前対応と改善

を行っております。

  妊娠のためのGavernance(ガバナンス)  

受精卵が子宮に着床する為のサポート治療です。採卵したての受精卵を移植し着床させる方法と凍結してあった受精卵を移植し着床させる方法があります。

<体外受精施設での胚移植(受精卵の移植)では、Vitrification法、Assisted hatching(AHA,アシステッドハッチング)、P4製剤、着床環境を促す色々な手法を検討・実施されておりますが高レベルの着床結果が得られません。10回、20回と胚移植を繰り返す方も少なくありません。

着床・妊娠をスムーズに進めるには、着床に係わる組織、神経物質、ホルモン、ペプチド、子宮・卵巣統治組織などの再確認と改善処置を行い結果を残すことをお勧めいたします。

 

  ホルモン濃度を考慮した黄体管理と微調整  

自然妊娠による流産は20組に1回程度です。(ハリセンター来院妊娠者)しかし、ART下の体外受精や顕微受精での流産は胚移植4回に1回ペースの頻度で発生いたします。染色体異常も多く発生する中、自然妊娠との違い、医学的環境を再検証とより良質な胚移植を進めるための環境をつくりましょう。妊娠するとすぐに出産病院での妊婦管理が始まります。体外受精施設は妊娠すると心拍確認時期に出産病院に転院し「妊娠前後」の研究や対応は行うところがありません。何回か流産を繰り返せば習慣性流産、不育症の検査がある程度でそれ以上のリアルタイムの妊娠維持やホルモン濃度、妊娠が維持できるか、心拍停止するかなどの対応や確認を新しい視野に入れて、染色体問題以外に関しては妊娠維持をすすめていきましょう。

 

  「着床」に関しては科学的解明ができていません  

「着床」に関しては、まだまだ未解明の部分が多く、黄体ホルモン(PRG)濃度と子宮内膜厚(EM)が主たる胚移植を進めるキーポイントです。胚移植施設によってはこれすら確認せずに移植を進めるケースが見受けられます。一日も早く解明されることを望むところです。東洋医学では、これらの病気ではないが気になる症状の改善や不定愁訴の改善、西洋医学では改善化図れない微細な調整など長い歴史の中から学び、伝えられた技術を用いて対応しております。

 

  ホルモン濃度を考慮した黄体管理と微調整  

自然妊娠による流産は20組に1回程度です。(ハリセンター来院妊娠者)しかし、ART下の体外受精や顕微受精での流産は胚移植4回に1回ペースの頻度で発生いたします。染色体異常も多く発生する中、自然妊娠との違い、医学的環境を再検証とより良質な胚移植を進めるための環境をつくりましょう。妊娠するとすぐに出産病院での妊婦管理が始まります。体外受精施設は妊娠すると心拍確認時期に出産病院に転院し「妊娠前後」の研究や対応は行うところがありません。何回か流産を繰り返せば習慣性流産、不育症の検査がある程度でそれ以上のリアルタイムの妊娠維持やホルモン濃度、妊娠が維持できるか、心拍停止するかなどの対応や確認を新しい視野に入れて、染色体問題以外に関しては妊娠維持統治を科学的環境とともにすすめていきましょう。

 

 

妊娠しても終わりではない  夢なかば

 

自然妊娠-着床、胚移植による妊娠陽性反応が診られたら「別世界が始まりです」。不妊とは縁がなく、「苦労なく妊娠→妊婦→出産→子育て」とさりげなく知らずのうちに通り過ぎてしまう幸せな方もいらっしゃいますが、ここでは、胚移植による陽性反応がみられたら、妊娠維持を第一に考え科学的流産の回避、免疫機能の新たな取り組み、疾病による胚の成育停止など新たな難題に取り組みましょう。苦労なくスルーしてしまえばよいのですが、ここにもいくつもの難問があると考え「後の祭り」にならぬよう検証と対応を考慮していきましょう。

 


初めての採卵で受精確認ができた方から何年もにわたり胚移植を繰り返している方、病気により着床しにくい方など「着床」には様々な体質、疾病、阻害因子などから「妊娠」が妨げられるケースが多く、結果の得られない胚移植で悩む方も少なくありません。体外受精施設では着床に関するリスクの改善は行わず、体外受精-胚移植を繰り返す治療だけです。ハリ治療では、これらの妊娠阻害因子の改善、体質改善、疾病リスクの改善から結果の残る胚移植サポート治療を行い、新鮮胚移植や凍結胚移植の為のハリ治療を行っております。

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  新鮮胚の胚移植  

採卵したての新鮮な受精卵を子宮にもどす作業です。

 

 

誘発しないで卵子採卵し分割胚or胚盤胞で胚移植を行う

低誘発で少量の卵子を採卵し、受精確認後3日前後に分割胚で移植を行う

低誘発で少量の卵子を採卵し、受精確認後5日前後に胚盤胞移植を行う

決められたプログラムで誘発し、複数個の採卵を行い、一個胚移植を行い、残りの受精卵は凍結する。

新鮮胚の移植とは、直前に採卵した卵子→受精卵になってそれを胚移植する事です。

 

胚移植を行えば、「高確率での妊娠が得られる」とは限りませんので確実に一つ一つ着床に障害のある病状や体質などを考慮して進めましょう。

 ●胚移植時には生理3日目の採血や卵胞チェックで卵子の残卵の確認が必要

●ロング法やショート法での刺激採卵の場合、スプレーの容量が同じでも人により過敏に反応し卵子か採卵できないケースがあります。担当医の責任ではありません。

●誘発剤の副作用も念頭に入れておきましょう。

 ・HMG・・・OHSS、閉経様状態、性欲停止など

 ・経口誘発・・プロラクチン↑、頸管粘液量の低下、子宮内膜厚の低下

 

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  凍結胚の胚移植  

それぞれの事情で採卵して凍結しておいた受精卵を移植する方法

 

採卵して凍結してあった受精卵を解凍し移植する方法です。数年前の凍結受精卵も可能になります。

何らかの事情にて卵子凍結した卵子から受精卵を作り移植する方法です。

凍結胚の移植とは、余った受精卵、新鮮胚移植に問題があった場合など、時期をみて判断し胚移植を行うことです。

受精卵を凍結した理由が解決した環境で実施しよう

 

○胚移植前から移植の方法を考えよう。
○EMを厚くしたり、P4値の確認など上記の着床問題点を少なくしベストに環境下で移植しよう。
移植胚の分割状況とグレードの確認
Natural Baceでの移植(ET)か薬物管理下での移植?
中間妊娠判定の有無
妊娠判定は・・・尿検査or血液検査?
陽性判定直後の採血(妊娠に関する事以外)をするorしない?

はり治療は新鮮胚と凍結胚の移植環境や治療法に大きな違いはありません。
凍結胚移植は移植だけの治療ですが、何度も何度も実施しても妊娠しない場合は細部にわたる凍結時の環境の確認や卵子及び精子に関しても再確認や改善治療も必要になります。

 ●胚移植時には生理3日目の採血や卵胞チェックで卵子の残卵の確認が必要

●ロング法やショート法での刺激採卵の場合、卵巣過敏症候群が残っていたら

炎症反応が消失するまで胚移植を中止してハリ治療での環境改善を優先いたしましょう

●誘発剤の副作用も念頭に入れておきましょう。

 ・HMG・・・OHSS、閉経様状態、着床障害など

 

 ・経口誘発・・プロラクチン↑、頸管粘液量の低下、子宮内膜厚の低下

 ・フェリングの完全性欲停止

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〇下記の方法は胚移植とハリ治療を進め方の一例です。それぞれにあったった問題点で胚移植を行っております。一人一人に合った胚移植を考えていきましょう。結果が得られなかった場合は、繰り返し胚移植を行うのではなく、なぜ陽性反応が出ないのかを科学的に考えていきましょう。胚移植に対してより高度な対応を進めましょう。

胚移植の進め方の一例

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胚移植の進め方の一例

※一人一人体質、卵子の環境、黄体能力なと違いますので一人一人にあったはり治療を行っております。上記は参考の一例です。

①いきなり胚移植のハリ治療(5~7回通院)

②一般的胚移植のハリ治療(通院回数は未定)

③総合改善ハリ治療(通院回数未定)

 

何度も胚移植を行っている方は、②一般的胚移植のハリ治療、③総合的改善ハリ治療を選択してください。

 

 

胚移植用はり治療には3種類あります

 

★いきなり胚移植のハリ治療

●初めて体外受精(胚移植)を行う方

●胚移植のハリ治療が初めての方

●胚移植が数回程度の方

●胚移植施設から移植に関して特に指摘を受けておらない方

●早く胚移植を実施したい方

 

一般的胚移植のハリ治療にランクアップしつつ、原因やリスクなどの確認と改善をはかりましょう。体外受精を行っていると、ハリ治療を受信中の患者様の中には、体外受精でなければ妊娠できないと思い込んでいる方もおりますが、体外受精でなくてもハリ治療のサポートで場合によっては自然妊娠や人工授精エリアにトーンダウンしても妊娠することが多く目にいたします。

★一般的胚移植のハリ治療

 

着床を前提に行われる胚移植の為のハリ治療ですが、事前に「着床」ができにくい環境や科学的着床能力ができていないケースでは、胚移植前に着床の前提条件を確保する改善治療を行います。この部分では何度も何度も胚移植を行っても結果が得られない方や高度な非着床リスクや疾患を持っている方々など西洋医学では改善性の低い状況のはり治療による改善をはかります。

★総合的着床環境の改善治療

全く着床しない、β-HCG値が整数値になったことがない方、ハイリスクを抱えている方、着床はするものの妊娠10週以内に流産を経験したり、科学的妊娠や少々のβ-HCG値が反応する程度の妊娠で終わってしまう方から着床自己免疫性肝炎など妊娠はするものの妊娠8~9週で流産を繰り返す

疾病や一部の免疫疾患による着床障害や着床阻害因子の改善をはかり妊娠を維持する為のはり治療です。

★胚移植-鍼治療の目的や役割について

ホルモン濃度の改善 

 上位中枢-間脳上位-間脳視床下部-下垂体

免疫疾患のサポート

基礎環境の改善肝炎、膵炎罹患経験者

着床に関するペプチド 関係ホルモン分泌の改善(腸管ペプチド、脳)
黄体能力の改善 子宮発育関係、性機能関係、黄体機能不全
PRG値の改善

黄体期6日目のプロゲの血中濃度値正常化

子宮内膜厚の改善  子宮内膜厚を凹凸なく10mmにしよう
疾病因子の非着床ブロック 固有の繊細な生殖機能の修正や対応をミリ単位の調整(連携治療)
高難度疾病因子対応 ベーチェット病、双角子宮、ギランバレー症候群などの移植サポート治療(連携治療)
器質的婦人科疾患保有者ET

内膜症、がん疾患履歴、腺筋症組織の機能低下などの胚移植の為のハリ治療です。

機能的メンタル障害者ET

原因不明、機能性障害、メンタル対応ET

組織学的不具合の改善 胚移植の為に専門的に行うハリ治療サポートです。
確認済み不妊因子の改善 移植施設の科学的対応+移植の不備、不具合、微調整レベルのはり治療
体質的因子の改善

非着床的体質、黄体能力、事故損傷や後天的疾病のハリサポート治療です

不妊特定疾患改善治療 非着床原因の改善に絞ったハリ治療です。
免疫疾患とサポート(1) ヘパリン、バイアスピリン系で特に、流産や不育を対象に事前の処置を行い胚移植
免疫疾患のサポート(2) 抗精子抗体価、風疹抗体価、抗DNAなど様々なアンチ抗体価対応
着床ホルモン対応 ホルモン分泌の不具合の改善治療
生殖エリアの改善 「妊娠」の阻害因子の改善を生殖エリアから考慮
科学的妊娠の有無 自然妊娠、体外受精に関係なく一時妊娠反応やホルモン分泌の変化を経験されています。
自然妊娠の有無 自然妊娠のある方は、着床に関してかつて着床した事実があるわけです。
婦人科、胎嚢確認と稽留管理

婦人科、胎嚢の確認と稽留管理

この時期染色体異常多し(産科との連携)

婦人科、胎芽の確認と稽留管理

婦人科、胎芽の確認と稽留管理

この時期染色体異常、胎児の不育多し

(産科との連携)

婦人科、心拍確認と稽留管理

婦人科、心拍確認まで稽留管理 

免疫疾患や特定非着床疾患の流産多し

(産科との連携)

妊娠後のホルモン動態管理

流妊娠直後の急速なホルモン変動、TSHと

β-HCGの動態変化などで流産・不育ケアー

(産科との連携)

妊娠医療 つわり 逆児 妊婦の腰痛 マタニティーブルー

着床を前提に行われる胚移植の為のハリ治療ですが、事前に「着床」ができにくい環境や科学的着床能力ができていないケースでは、胚移植前に着床の前提条件を確保する改善治療を行います。この部分では何度も何度も胚移植を行っても結果が得られない方や高度な免疫疾患を持っている方々など西洋医学では改善性の低い状況の改善をはかります。

妊娠判定には、

妊娠陰性反応・・・妊娠しなかった場合(尿検査、血液検査)

妊娠陽性反応・・・妊娠反応があった場合(尿検査、血液検査)が

あります。陽性反応中には、妊娠陽性反応は出ているものの妊娠検査濃度が低く科学的流産するケースもございます。

妊娠仮判定検査 

○ エストラジオール、プロゲステロン、β-HCG値または尿検査(仮判定は血液検査が多い)

○妊娠仮判定は移植後5日目が多い

○妊娠仮判定は胚盤胞移植を行った方がおおい

妊娠判定検査 

○ エストラジオール、プロゲステロン、β-HCG値または尿検査(仮判定を血液検査で妊娠判定検査は尿検査のみが多い)

○妊娠判定日は胚移植日より2週間後が多い

妊娠判定陽性が得られない方は今後の対応を考えましょう

胚移植 着床の為の基本的着床条件の確認と改善はり治療

〇胚移植の高度な着床、黄体機能の科学的とはり治療

〇結果の得られない胚移植と着床阻害因子の対応

〇着床に関連する疾病対策

〇胚移植する前、胚移植準備の環境の確認と改善はり治療

〇着床に影響する体質因子、疾病・着床インフラなどの改善治療

〇移植直前の科学的解明されている環境の確認と着床する環境作り

〇免疫疾患、免疫抗体、免疫抑制剤、自己免疫疾患

〇胚移植直後の着床サポート治療

〇固有の自己体質の改善や生殖関連中枢、生殖機能とのバランスを考慮

〇妊娠仮判定時の対応

〇妊娠判定時の流産忌避にむけた対策とサポート

〇科学的妊娠や流産性の高い疾患罹患者様の事前対応と改善

を行いましょう。

 

次のページから、鍼治療で着床できる、妊娠できる胚移植に関する環境づくりを考えていきましょう。